タイムレコーダーの改ざんや不正防止対策にはどんな方法があるのか
タイムレコーダーはスタッフの勤怠管理に使用する機器ですが、打刻時間に関する改ざんや不正が起こることがあります。
正確にスタッフの勤怠管理を行うためのツールで不正が起こった場合の対応や、対策について見ていきましょう。
タイムレコーダーに多い不正改ざん
タイムレコーダーでよく見られる不正改ざんの一つに、時刻の修正があります。
例えば、本来出勤するべき時間に間に合いそうになく遅刻扱いになりそうな時に、タイムカードの時刻を改ざんすることにより、通常通りに出勤したように見せかけるのです。
また、別の人に代理でタイムカードを打刻してもらうという不正も聞かれます。
タイムカードは基本的に出社時と退社時に自分のものを押すのが基本なのですが、やはり遅刻などで出社時刻に間に合いそうにないなどの理由で、既に出社している社員などに、自分の代わりに押してもらうように頼むのです。
タイムレコーダーで不正や改ざんは可能なのか?
タイムレコーダーで不正や改ざんをするケースがありますが、それは本当に可能なのでしょうか。
タイムレコーダーには様々な種類が販売されているのですが、特に旧式の紙に印字するタイプのタイムレコーダーを設置している場合は、不正や改ざんが不可能ではありません。
しかし、タイムレコーダーの時計は普通の時計のように簡単に時刻を直せるものではありませんから、時刻を改ざんできる人はタイムレコーダーなど機械の扱いに慣れていると考えられます。
タイムレコーダーの不正打刻に有効な対策とは
最近のタイムレコーダーには、標準装備として不正防止機能がついているタイプがあります。
例えば、タイムレコーダーの時刻を修正して打刻をした場合を想定して、時刻の修正が5分以上行われると小文字で表示されるようになるなど、一目で改ざんしたことが分かる仕様になっているので、タイムレコーダーの改ざんや不正を防止することができるのです。
また、指紋や指静脈など生体承認タイプのタイムレコーダーを導入すれば本人以外は打刻が出来なくなりますし、生体認証が無理な場合でも、ICカード対応のタイムレコーダーを導入すれば、交通機関用のプリペイドカードや携帯電話を登録するだけで代理打刻の防止が可能と言えます。