無線LAN対応のタイムレコーダーならWi-Fi接続で設置場所も選ばない
デジタル式タイムレコーダーはデータを送信するためにネットワークへの接続が不可欠。今回は無線LAN対応タイムレコーダーのメリットや、どんな企業に向いているかをご紹介します。
タイムレコーダーはネットワークへの接続が不可欠
タイムレコーダーは、以下の2種類に分かれます。
- アナログ式(タイムカードによる打刻)
- デジタル式(ICカードや指紋・静脈による認証)
前者はかつて主流だったタイプで現在も中小企業や、アルバイトの勤務時間を記録するためによく使われているものです。
後者は最近導入する企業が増えているタイプで、『働き方改革』の観点からも、今後デジタル式のタイムレコーダーを導入する企業は増えてくるでしょう。
デジタル式タイムレコーダーは出退勤のデータがパソコンから閲覧・管理できるので、集計がしやすくリアルタイムで勤務実績を確認できるのが最大のメリット。しかし、導入するにはネットワークへの接続が不可欠です。
つまりタイムレコーダーを置く場所にLANを引く必要があるということですね。実はタイムレコーダーを設置するオフィスの入り口付近にLANを引いている企業は少なく、デジタル式のタイムレコーダーを導入するにあたり多くの場合は配線工事が必要となります。
これが原因で「そこまでして、タイムレコーダーをデジタル式にしなくても困らないかな…?」と導入を見送る企業様も多いのですが、そんな方ににこそ検討してもらいたいのが無線LAN対応のタイムレコーダーです。
無線LAN対応タイムレコーダーのメリット3つ
1.配線工事が不要なので初期費用を抑えられる
無線LAN対応のタイムレコーダーはWi-Fi接続で利用できるため、有線LANの工事が必要ありません。オフィスで利用しているWi-Fiに接続するための設定だけでいいので、初期費用を抑えることが可能です。
オフィスでWi-Fiを利用していない場合は、無線LANルーターを導入することで無線LANが利用できるようになります。
2.設置場所を選ばない!後から置き場所を変えるのも簡単
有線LANを使ってデジタル式のタイムレコーダーを設置する場合、以下のことに注意しなければなりません。
- 設置場所にLANが届くこと
- 配線が邪魔にならないこと
特に、壁掛けで設置する場合はLANを壁に埋め込む必要があるので、その工事費用もまた気になるところです。これが無線LANであれば配線を気にする必要がないため、導入時の場所選びもそうですが、あとでレイアウトを変えたくなった場合も気軽に変えられるというメリットがあります。
3.タイムレコーダー周りの配線がすっきり
タイムレコーダー本体の電源と有線LANが接続されていると、タイムレコーダー周りの配線が多い印象になりがちですが、無線LANタイプなら電源のみなのでかなりすっきりとした印象になります。
オフィスの出入り口が従業員だけでなくお客様も頻繁に出入りするというのであれば、配線もすっきりさせておきたいですよね。
タイムレコーダー+Wi-Fiで工場への設置もラクラク
無線LAN対応のタイムレコーダーは通常のオフィスでも導入のメリットはたくさんありますが、これまで有線LANの工事をする手間を考えて設置を見送ってきた企業様にこそ導入を検討していただきたいタイプのタイムレコーダーです。
特に、工場など建物の外へ設置したいという場合、防水対策のことを考えるとなかなか有線LANで対応することが難しく、導入を見送っていたという企業様も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、無線LANタイプであれば配線を気にすることなく防水ケースの中に設置できるので屋外に設置するハードルもぐんと下がります。
もともとネットワーク環境がない企業様の場合、有線LANを新たに工事するのは費用もかかりますが、タイムレコーダーだけの利用であればWi-Fiルーターの契約だけで対応できるので、初期費用をお押さえることができますね。
初期費用を抑えたい場合におすすめの無線LAN対応タイムレコーダー
業務で無線LANを使うとなると通信速度や接続の不安定さが心配になってしまいますが、タイムレコーダーのみの利用であれば、それほどデータの通信量も多くないので初期費用を抑えたい企業様にこそおすすめしたいタイプ。
無線LAN対応といっても有線LANでも使えることがほとんどなので、実際に使ってみてどちらを使うか調整することもできます。
これまで配線工事がネックとなり、デジタル式タイムレコーダーの導入を見送ってきた企業様はぜひ、無線LAN対応のタイムレコーダーを検討してみてください。